ブラームスはお好き？

　　　　　１１月１８日（日）

　
　日ごと、寒さが増して来ました。

しかし、朝日が窓から差し込む時間帯になると、徐々に部屋の温度も上が

り始めます。

これまで日曜休みのなかったJ氏でしたが、勤務形態が変わって日曜が

休日になりました。

日曜の朝、世間の皆様と一緒にのんびりと暮らすなんて何十年振りでしょ

う。　　秋の朝日を窓辺に、ベットの傍らの椅子に座り、かぎ針で編み物

などしながら、NHK第２放送から第１放送にダイヤルを切り替えて何気な

くラジオを聞いていました。（日曜はラジオ講座が無いので）

と、突然ラジオから懐かしい音楽が。

♪♪♪～「音楽の泉」の時間です。

おお、何十年変わらぬこのテーマ曲。

（そう言えば昼に流れる「昼の憩い」もそうですね。）

今朝の「音楽の泉」はブラームスのピアノ三重奏でした。

一楽章ごとに語られる説明の声も、何か昔のままのような、、、？

流れ去った時は果たして私にとって何だったのだろう？とさえ思われてま

いります。

結婚した？子供が生まれた？長い事子供を育てた？

なのに何故私は今ここで、音質の悪いブラームスをたった一人で聞きなが

ら、下手な編み物などしているのでしょう。

半世紀一巡して、何か実態の無い長い夢を見ていたような気がしてまいり

ます。

　　　キラキラの秋の朝日とブラームスを一緒に編みこんだ今日のマ

フラーは跡形もなく流れる時間への私の置き土産です。

ビビさんの予防注射ディー

　　　　　　　１１月７日（水）

　さて、今日はビビアンの予防接種の日でした。

今年の１月に５種混合の予防注射をしてから丁度、１０ヶ月目にあたり

お知らせの葉書が届いていたので、ビビアンを連れて出かけてまいりまし

た。　　　プクさんの時は頻繁に通ったB動物病院もビビさんがこの１０

ヵ月健やかに暮らしてくれましたので、しばしご無沙汰でございました。

それ故、１２時チョイ過ぎに病院に着きましたところ、午前中は１２時迄

に終わり、午後は４時からの診療との事。

そうでありました、そうでありました。忘れておりました。

ゲージの中で日頃無口なビビアンがニャーニャー鳴くのを、無駄に連れ帰

り頃合いを見計らって又、出直したのでありました。

２度の狭いゲージに反発を強めるビビさん。

そして、な、なんとゲージの中でおしっこ！

濡れたゲージに入れておくわけにもいかずビビさんを車の中に放出したの

であります。

１度や２度引っ掻かれるのを覚悟の上で。

ところが自由の身になるとビビさんは意外と車の中が気に入ったらしく

鳴くのを止め、車の中をあちこち見学して廻ったり、私の膝の上で大人し

く座ってみたり、実に良い子であったのであります。

お注射もにゃんとも言わずにあっと云う間に終わりめでたし、めでたし。

ただ、１回１万円程の予防注射代が年金生活者の我々にはちょっと痛いか

も。　　１年後のためにビビさん預金でも始めますかね。

文化の日、と今日、日曜日

　　１１月４日（日）

　昨日３日の文化の日は、昼頃より重い雲が晴れて気持ち良い秋晴れに

なりました。

青空に誘われて、森林公園の菊祭りに行ってまいりましたが、森林公園は

祭日と菊祭りとコスモスの最盛期と無料入園日と、何よりスリーディマー

チの第１日目の会場とあって、見た事もない混雑ぐあいでした。

歩くほどに人とぶつかり、なるべく人混みを避けて歩くのに思わぬ方向か

ら人が現れて向かって来るので、結構大変なのでありました。

１１月に入りすっかり紅葉の美しい季節になりました。

昨日も２００枚近い写真を撮ってきたのですが、選んだ１枚が今日の写真

です。

さて、今日は今日とてふらりと動物公園を歩いて来たのですが、近くの

大東文化大学、東京電機大学が華やかな大学祭の真っ最中でした。

そして、昨年、孫っちの誕生３日後の夜、得体の知れない季節はずれの花

火が上がったのですが、１年経って正体が知れました。

東京電大の大学祭が景気づけに上げたもので御座いました。

時間にして１５分足らずですが、なかなか素敵でした。

「カラマーゾフの兄弟」も順調に進んでおります。

感想は後日。

台風一過の一日

　　　１０月２８日（日）

　昨日は台風２０号の影響で大変な雨天となりました。

しかし、以前からの予定でR（赤さん）の１歳の誕生祝いに川越は喜多院

の近くの料理屋さんまで出かけて参りました。

時の鐘の音が聞こえる静かな離れの一室で、向こうのご祖父母様共々、め

でたくも元気に１歳の誕生日を迎えた、孫っちを祝ったのでありました。

　そうして今日、台風一過の秋晴れの一日。

駅の構内に貼られていたポスターで、近藤洋子氏創作和紙人形展「源氏物

語の世界」が小川町の「埼玉伝統工芸会館」で、催されていると知って行

ってまいりました。　

　源氏物語の「桐壷」「若紫」から「宇治十帖」の浮舟の入水まで、見事

な和紙人形の世界で御座いました。

さて、展示会の傍でなにやら子供たちが賑々しいと思いましたら、鴻巣の

雛人形作家さんが子供たちに絵付け教室を開いていたのであります。

うらうらの秋の午後、とりたてて急ぐこととてなかった私たちは、お仲間

に入れてもらう事にしました。

写真がその時の私たちの作品です。

男雛がJ氏の絵付け、女雛が私の絵付けです。

本物の方が写真より素敵です。

十三夜

　　　　　十月二十四日

　今日は川越の社会保険事務所に赴き、年金の手続きを取ってまいりまし

た。　　受付をして約三時間。（最もじっと部屋の中で待つのも嫌なので

街に出て食事をし、紀伊國屋で「カラマーゾフの兄弟」を買い、フラフラ

とウィンドウショッピングをして戻ったので、ストレスは半分で済みまし

た。）　５千万人の人々の年金資料が不明になっている中で、私たちは

どうやら５千万分の一にならならないで済んだようです。

最も、老後に十分な金額が年金で出る訳ではないので、かなり切り詰めた

生活を強いられては来るでしょう。

でも、まあ楽しみは作り出すものですからね、、。

暦の上では昨夜が十三夜さんでした。

しかし、月例12.9の今夜の月の方がはるかに十三夜さんです。

昨夜も今夜も空が晴れてお月さまが奇麗です。

写真は月のお供え物にハロウウィンを混ぜてみました。