草の実

　　　　１１月１４日(火）

　１１月に入って穏やかな秋晴れの日が続いています。

今日も１１月中旬とは思えない暖かな日であったので、洗濯物やお布団をベラ

ンダに干し終えると、銀河の丘から里山に下り、山を一周して帰ってきまし

た。もみじの色づきにはまだ早いのに、山桜の葉はもう既に散り終え、秋の華

やかさには少しばかり欠ける里山でしたが、青い空と陽に透けて輝いている黄

色の木の葉は本当に眩いばかりでした。

虫の声はほとんど辺りから消えていましたが、耳を澄ますと時折ため息のよう

な虫の声が聞こえないわけではありません。

写真はセンダングサの実です。

動物や人間の衣服に付いて子孫を運んでもらうべき、鋭く緊張してその時を待

っているようです。

油断の無いその造形がとても綺麗だと思います。


　　光る道に我が影も無し風渡り　　(風うさぎ）
　

つるべ落し

　　　　１１月１３日(月）

　たった１０ケの卵を買いに隣町の外れまで車を走らせてもらいます。

この町の養鶏場が設置している２００円コインロッカーから、卵を買います。

夏場は９ケしか入っていない時もありましたが、今は１１ケぐらい入っていま

す。澄んだ白身と濃いオレンジ色の黄身の新鮮卵です。

買い物帰りの寄り道ですから、この季節はどうしても太陽が山の端に滑り降り

ていく夕暮れになってしまいます。

夕陽に向かって車は走るのに、太陽は容赦なくつるべ落しです。

立冬が過ぎ、木枯らし一番が１３日未明に吹き今夜は半月です。

半月にもいろいろありますが、今月は上半分が隠れた半月でお舟のように空を

渡ります。

今夜は又牡牛座の辺りから星が流れるとの事、これからちょっと外を覗き

にいってみましょうかね。

赤ちゃん報告ー2

　　　　１１月１２日(日）

　次女さんの退院後の生活を数日手助けして昨日帰宅しました。

夫君のお母様とバトンタッチです。

近年は退院が早く４日程で病院を出されますし、赤ちゃんを触った事も無く

突然お母さんになるものだから、何だかてんやわんやです。

それに私も主婦としては二流なものですから、大した手助けも出来なかったよ

うに思います。

退院直後の本当に大変な数日も向こうのお母様がお世話をしてくださったので

本当に助かりました。

少し動けるようになった次女さんと、隅々まで片付けられた家の中を認識して

恐れ入ったりするしまつ。

写真は先住の飼い猫と一緒の布団で眠る９日目の赤ちゃんです。

今日から夫君が風邪でグロッキーらしいです。

振り返るに私にも泣きたい様な日々がありましたよ。

体に気を付けて頑張って下さい。

面会して来ました。

　　　　　　１１月５日(日）

　　写真は生まれて３日目の次女さんの長女です。

J氏と共に病院の窓越しに面会してきました。

いずこから如何様にして此処に存在することになりましたものやら。

口がきけるものなら聞いてみたい気がします。

人は何処から来たかが解かれば、何処に行くかが解かるだろうにと。

　突然音がするのでベランダに飛び出て見ると、ケヤキの木の向こうに花火が

打ち上げられていました。

お隣りも飛び出してきて、、。

「なんですかね？」

「なんでしょうね？」

赤ちゃん誕生を祝って神様が打ち上げた花火だと勝手に思っちゃおう！

空には月がほのぼのと昇っています。

月は月齢13.9。　十三夜はきっとゆうべよね。

円くてちょっと歪んでいるあたり、赤ちゃんの顔に似ています。

冬支度その1

　　　　１１月１日（水）

　今年から椅子式のコタツを置く事にしました。

ただでも狭いリビングの真ん中に背の高いコタツを置くと、益々部屋が狭苦し

くなってしまうのはどうしょうも無い事です。

しかし、これからの長い冬に備えて冬眠すべく穴倉としてはまあまあです。

南の空に低く傾いた太陽が部屋の中に日差しを延ばし始めました。

日が早く暮れる分だけ、太陽は深く部屋の中に差し込んでくるのです。

自然の摂理は実にうまく調和がとれているといって良いでしょう。

　さて、昨日の１０月３１日１０時半、次女に女の子が生まれました。

白い真珠の底に居るような穏やかな秋の朝に、娘は母親になったということで

す。３６００g以上もあった大きな赤ちゃんだったとの事。

今朝になってPCにG君が送ってくれた赤ちゃんの写真が届きました。

なかなかしっかりした男勝りの顔立ちをしています。

これからこの世の中を渡って生きて行くのには、この位が丁度良いのかも知れ

ません。

３日の休日にJ氏と二人で対面して来ようと思っています。

もしかして今年の冬は若干忙しくなるのかな？