12月27日(木)
昨日はクリスマスも終わり、正月用品を買い揃えるには少しだけ早いと
いった間の時間だったので、深谷市を流れる荒川に白鳥を見に行って来ま
した。 空気は頬っぺたが千切れるくらい冷たかったのですが、風が無
かったので白鳥見には最適な日和りでした。
餌やりの3時半まで、30分程たくさんのカモの群れの中でおしゃべりを
して待ちました。
「ね、御存知?鳥はオスのほうが美しくてよ!」とか「あら、あなた何処
の水鳥の羽を着込んでるの?」とか「私の足環と君の首輪と取り換えっこ
しない?」とか「そこでぼんやり立っていないで。じゃまよ~」とか。
川は光を砕いて銀色に光り、はるか空の上ではハングライダーの低いモタ
ー音が聞こえています。
突然、カモの声が細く変化して不思議な空気が鳥の群れの上に流れまし
た。 いよいよ餌やりの時間です。
川の中に仲間に入って来ない数羽の白鳥の群れがあって、それは昨日飛来
したての白鳥なのだそうです。
今年は冬が遅かったので白鳥の飛来が遅れているのでしょう。
「明日、朝の餌やりの時には仲間にはいれるかな~」と餌やりのおじさん
。 それから1時間もたたないうちに、太陽は赤々と静かに山脈の彼方
に沈んでいったのでありました。
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