9月7日(月)
と、言う訳で昨日は、夜なべで作ったお弁当持参で動物公園に河童探検
に出かけました。
写真はお供の男1とスライム退治をする勇者です。
冒険の始まりは、たいがいスライム退治と相場が決まっていますよね。
(実際は驚いて飛び立つバッタを追いかけていましたけど。)
ところが、勇者は草の上は良かったのですが、一面に散り敷いた椎の実を
ブチブチ潰しながら歩くのは気持ち悪かったらしく、「なんかこの感じい
やなのよね~」とバギー車の上に逃げ込んでいました。
椎の木林の歩道がコンクリートで舗装されていると言う状態は、普通の自
然界には無いので、気持がわからない訳ではありません。
ブタに追いかけられ、フクロウの意外な大きさに驚き、キリンとシマウマ
に出会い、大きな時計台が大きな音で時を告げるのを聞きましたが、河童
には出会えませんでした。
「河童いなかったね?」と言うと「河童は怖いんですよ~。」
と声をひそめて囁きました。
え、君の出会った河童は怖いんですか?!
河童にもいろいろいます。
「芥川龍之介」の河童はちょっとユーモラスでとても悲しいカッパです。
岩手の遠野の川の畔に立つ河童は意外なほどベタです。
とある、酒造会社の広告塔の河童は、ほのぼのとして色っぽい。
J氏所有の、名の有る絵描きさんが描いたという色紙の河童は、あまりに
飄々として記憶にさえ定かでありません。(部屋の何処かに仕舞い込まれ
て眠っています)等々ある中で3歳に満たない彼女が初めて出会った河童
は怖い河童らしい。
怖い河童といわれて、青く細長い顔をした、鋭い眼の河童を思い出しまし
た。 口も大きく開いていて、あいつなら確かに怖い。
よりにもよって、この公園の何処かに居る河童はあいつなんですかい!!
と言う訳で、程よい所で冒険を切り上げ、車で勇者を家まで送り届けて
この日はおしまい。
(ボスキャラ退治はもっと経験を積んでからにしましょうね~)