7月28日(火)
遠い昔の話になりますが、学生時代の仲間と結婚した私は、国分寺の
小さなアパートで一緒に暮らし始めたのです。
そのアパートと駅の途上に小さな宝石屋さんがあって、そのショーウィン
ドゥにうずらの卵大の淡い黄色味を帯びた石が飾ってありました。
紫のビロードの布の上に鎮座するその石に魅せられて、私は勤め帰りの足
を止めて、毎日しばし宝石屋のショウウインドウに見入り、それからやお
ら夕食の食材を求めて地元のお店へと急いだものでした。
山の端から登ったばかりの月のようなその石は「moon stone」といって
当時で5万円の値札が付いていたと思います。
5万円と言えば、大学出たてのJ氏の初任給の額で、無論望むべくも無い
代物であったのですが、当時ちょっとは可愛かった(?)花嫁の私が何度
も口にするので、J氏の心に残ってしまったらしいのです。
moon stoneも大きくなければ、手頃な値段の石なので、その後ネックレス
や指輪など幾度かプレゼントとして贈っていただく事になりましたが、
何と、今年の誕生プレゼントも、めのうとムーンストーンのネックレスで
した。 感謝感謝です。
でも、ちなみに私の誕生石はルビーなのとうそぶいてみる私です。
誕生日は本当は明日ですが、明日は何と明海歯科大行きなので、1日繰り
上げです。
写真の大きなヤマメで(一応お頭付きと言う事で)お祝いです。