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風うさぎの日記
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bibi-kure

    昨夜は輝きわたる星月夜でした。

今宵は満月と思われますが、あわただしい年越しの準備に空を仰ぐひまも

あればこそです。

日本列島は大荒れとの事。

昼過ぎ、風花が舞ったのはその影響もあったのでしょう。

何とか、年越しの蕎麦を食べ、紅白歌合戦をみるところまでこきつけまし

た。 半分まで進んだ、お正月の準備の進行具合を監督して歩くのはびび

さんです。

今年も残すところあと少しとなりました、色々あった09年。

皆様お世話になりました。

どうか良いお年をお迎えください。















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09-12-bibi

     12月21日(月)

 今日は冬至です。

真夏生まれの私としては、ずいぶんとモチベーシュンの下がる季節でもあ

るわけです。

先日、ふたご座流星群が現れると聞いて、深夜ベランダに出てみましたが

風が唸って気圏の底をかき回しておりましたので、5分間も外に立ってい

られたでしょうか? 早々にしっぽを巻いて部屋に逃げ込んでしまいまし

た。 庭に明かりをもうひとつ加えようと、街で小さなカンテラを買い求

め、蝋燭の明かりをともして、丁度カンテラを下げるに良い枝を探して、

暗闇の庭をふらふらしていた時、「あ~。トンベリのようだ」と思ったの

です。 ドンペリではなくて、トンベリです。

FFに出てくる亀の立ち上がった時のような不気味な怪物で、カンテラを提

げて、片手に包丁を持ち、ふらふらとまるで酔ったように近づいてくるの

です。   スピードが遅いので、逃げようとすれば逃げられるのです

が、下手に手向かうと、殺された仲間の恨みを晴らすべく一発でやられて

しまいます。 強い者ほど即死傾向にあります。

 FF13が発売されたとかで、老いも若きも仕事が有る者もない者も列を

なしてソフトを買い求めたとかいう事ですが、FF13にもトンベリは登場し

ているのでしょうか。

ああ、やれやれトンベリに我が身を重ね見るなど、とんでもない事です

な。   復活の日を待ち望みましょう。

ああ、やれやれ、、、。

christmas-09

      12月12日(土)

 街にイルミネーションが華やかに灯り、いよいよクリスマスシーズンの

幕開けです。

今年は私たちも、ツリーに飾るオーナメント(銀色の球)と外飾用のライ

トをもう一つ買い足しました。

ツリーの電飾が点滅しながらクリスマスソングを奏でるものですから、

なかなか集中して本が読めなくなっています。

(まるで、子供の様ですな~)

久世光彦氏の「花筐」(はながたみ)という本を読んでいます。

北原白秋、三好達治、西城八十、佐藤春夫、伊藤静雄、津村信夫、

萩原朔太郎、中原中也を中心とする詩論という所です。

詩人は詩人である所だけを見ればよいと言いつつ、読書量が膨大になり

詩人に対する知識も多くなると、どうしても多方面からの切り口を披露し

たくなるというのが、知識人の陥りがちな矛盾と云うものかもしれません

。 それはそれでまあ、良いとしても三好達治の萩原アイ、佐藤春夫と谷

崎純一郎の間の谷崎千代、中原中也と小林秀雄の間の長谷川泰子などの

女性の取り扱われ方がまるで人形か道化のようで、余りにも傷ましい。

彼女たちには彼女たちの、孤独と地獄があったであろうにと思うのです。

これまで、いかに女性の側からの切り口の研究がなされて来なかったとい

う事ですかね。

 ともかく、それでも人様が心血注いで書いたものには、その時々ビック

るするような発見もあって、三好達治の「乳母車」の乳母車を押す「母」

とは「天皇」かもしくは「天皇制」であるという久世氏の論があってホォ

ーと、この論の前では絶句してしばし佇んでしまいました。

論と云うものは当然論じる対象を明らかにするものではありますが、論じ

る側の人間像も,否応なく浮き上がらせるて来る所が、面白いというか、

怖いところですね。






yuhodou

      12月9日(水)

 家の前の遊歩道です。

人間、近い所はなかなか見ないものです。

この道を写真に収めるのは、一年に一度とか二度。

桜の美しい春の日とか、夕焼けに真赤に染まった夕暮れとか。

そもそも、写真機を構えてあちらこちらパチパチやっているのを御近所さ

んに見られるのは恥ずかしいではありませんか。

それがです、たぶんちょっと離れた御近所に不思議な外人さんが住んでい

て、その彼がしょっちゅうこの道を写真に収めているのです。

その写真の撮り方が、ちょっと変わっていて、近くのS友スーパーで買っ

た買物袋などを道に置いて、風景と云うよりはその買物袋を写真に撮って

いるのです。

時には買物袋もないただの路上にじっとカメラのレンズを向けていること

もあって、、、。

「彼今日も写真撮っていたね」

「うん、撮っていたね」という会話になってしまうのです。

もしかしたら、すごい芸術家?かも知れないし、単なる変人かも知れませ

ん。

ああ~、それともこの山が開発される前に住んでいた、タヌキの仮の姿

(なんちゃって、ごめんなさいね、外人さん)

年のころは50前後の髪の毛ぼうぼうの外人さんといつかお話しすることが

あるでしょうか?  Who are you?なんて。

iwadono-2

      12月8日(火)

 今日は次女さんの誕生日。

まずはオメデトウございます。

さて、彼女の誕生日がやってくると、今年も年の瀬という事になります。

一日が同じ24時間で成り立っているとは思えない日の短さです。

この頃は、4時ぐらいになりますと秩父連峰の彼方に日が沈もうとしてい

ます。南西の方向に富士山の姿も見られるようになりました。

この短い日中に暮れやお正月の用意をしなければなりませんし、クリスマ

スツリーの出し入れもしなければなりません。

ビビさんの予防注射は日曜に済ませましたが、今年から5種混合から7種

混合に変更になったとかで(猫さん)にそんなに病気があるのかにゃー?

などと思いつつも、注射をしてもらったわけですが、昨日はまる一日、熱

を出して、食事をとらずずーっと眠っておりました。

今日になって、元気は回復傾向にありますが、少し気弱になったビビさん

です。 かといっていつまでもひざに抱いているわけにもいかず、

  膝による猫を払いつ冬支度    風うさぎ

といったところです。

 
 写真は土曜の岩殿観音です。

雨が落ち始めた夕暮れの岩殿ですが、境内一面に敷きつめられた銀杏の葉

のせいか、ここだけは不思議な明るさに輝いておりました。

    蝋燭の火ともし銀杏の寺を退る   風うさぎ








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