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風うさぎの日記
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bibian

   9月21日(日)

 昨日は台風一過のよい天気でしたが、あっという間に秋雨の停滞前線が

下りてきたとかで、今日は、朝から雨模様のうっとしい日でした。

とある小学校の前を通りかかると、運動会をしていましたが、雨足が強く

なって、父兄はあわてて敷物などを片付け、駐車しておいた車へと走って

おりました。

子どもたちは雨の中で、もう少し頑張る様子でした。

 さて、今日はビビアンを連れて動物病院に行って参りました。

一週間ほど前、玄関脇にビビを繋いでおいた際に、近所の猫に怪我をさせ

られてしまったのです。

3日ほど前に食欲を失い、昨夜から傷が化膿を始めてきたのです。

病院で簡単な診察の後、抗生物質を一週間分貰って帰って参りました。

写真は元気のないビビアンです。

少し心配ですが、薬が効いてくれる事を願うばかりです。



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tomato

        8月24日(金)

 昨日、映画「プロヴァンスの贈り物」を見て来ました。

今年になって見た映画は、「どろろ」「ゲゲゲの鬼太郎」「蒼き狼」

「ハリーポッター・不死鳥の騎士団」と続いていたので「プロヴァンス~」

は私たちとしては変わった選択だったと思います。

プロヴァンスは無論、南フランス。それゆえなんと久しぶりにフランス映画を

見た事よと思ったのですが、監督はイギリス人、制作国はアメリカだとの事。

う~ん???(私は何映画を観たのでしょう?)

英語とフランス語が飛び交い、ワインの香りが充満するエスプリの利いた会話のやり

取り。  楽しい映画でした。

さて、映画と買い物を済ませて帰宅するとリビングに蝉の羽が2枚。

あ~あ、とうとうビビアンはセミと煮干しの等価交換を諦めて、食べてしまったらし

いのです、、、セミを。

この夜セミの祟りか、翌日のごみ出しの為に刈り取って玄関の中に置いた、枯れ紫陽

花からカナヘビが2匹チョロチョロと部屋を這い、台所に4cmはあろうかと思われる

オオゴキブリが出現。

一旦部屋にお引き取りになったJ氏をお呼びし、退治して頂きました。

(敬語。敬語。)

写真は、サルビアの花の苗を買った時に偶然一緒に入っていたトマトが成長して、実

を実らせたものです。

今朝収穫して朝食にしました。  皮は少し硬かったですが身は甘くて大変美味であ

りました。  来年ちゃんと育ててみようかな。

oniyuri


        7月13日(金)

 少しずつパソコンが正常化してきております。

と、そうこうしていると私の部屋のエアコンがハタリと停止してしまいました。 こう蒸し暑くてはエアコン無しの生活は考えられず、早速
J氏と街の電気屋さんに走りました。

本当は冷蔵庫と大型テレビが先に欲しかったのですが(涙)
全てが我々と共に老体化してきております。

電化製品も、知らないうちに新しい機能を持ち、その上省エネタイプと
なっているので驚きます。
店員さんの話を聞いているうちに予算の倍近い買い物になってしまいました。(またまた涙)  エアコンは3日後につきます。
それまで寝苦しい夜が無いと良いのですが。

写真は食用の球根を買い、1年間冷蔵庫の野菜ボックスの隅で眠っていたものを、J氏がプランタンに植え、2年を経過して見事に花開いた鬼百合
です。
satoimo


6月24日(日)

 今日は雨が降っています。

雨の少ない今年の梅雨は、晴れると30度近くまで気温が上昇するのです。

当然、遠出の散歩にはむきません。

と言う事で、今日はシトシトの雨の中、傘をさして散歩してきました。

雨の日は雨の日しか見る事の出来ない風景が見れます。

妙にいきいきした紫陽花だとか、里芋の葉の上にころがる水滴だとか、池の面

に広がる沢山の雨の輪などなど。

さて、池田晶子氏の「人間自身」考える事に終わりなく を読みました。

天は時に人に二物を与え、明晰な頭脳と美貌を併せ持って生まれたような人で

したが、天は時に愛するものを早く吾が元へと招きよせるようです。

彼女は今年の2月、「墓碑銘」を自ら「週刊新潮」に書いて進行性のガンで

この世を去りました。

最後の最後まで「存在」の謎に挑みながら。 まだ四十代の若さでした。

「人間自身」に関しての感想はちょっと複雑です。

例えば、世のあまたの「学者」を学者、研究者、追随者、輸入業者、学閥政治

家、曲学阿世の道化、税金泥棒に分類し、本当の「学者」は指折り数えるしか

いないと喝破します。

私などはせいぜい「税金泥棒」にでも良いから、なりたかった手合いで「賢

者」として天に認められるためには後、何万回生死を繰り返したものだろうと

気が遠くなりそうです。

ただ、そうした彼女が「古い神主のお家のその方は神の言葉を伝える方、だか

らその方の言葉は神の言葉である」って。  えっ???

この論理の飛躍はなんだろう?

「古事記」を垣間見て思ったことですが、言霊によって統治されていた我ら

「瑞穂の国」は(大国の主)の時、既に大陸の権力と交代していると思うので

す。大陸が何度かこの国を懐柔しようとして使者を(瑞穂の国)に送ってよこ

したのですが、ことごとく失敗し、最後に権力者直系の「ニニギノミコト」が

使わされます。

所謂力ずくで「ニニギノミコト」はこの瑞穂の国を治めるに至ったのです。

そして大国の主は出雲の国の神社に小さく祭られてしまいます。

ただ、この国を統治するにはプリミティブ且つアニミズムを具現するものでな

くてはならず、このシステムだけは世襲された模様です。

これは明治維新の開国の時も第2次世界大戦の後でも同様で、為政者はこのシ

ステムを手放そうとはしなかったようです。

しかし、だからと言って、ポエムを語る天皇を我々の象徴として認めよう。

その人の言葉を神の言葉として我々は唱和していこう。

と言うのはどうだろう。

これまでさんざん「存在」を探り続けてきた「哲学者」の言葉とはとうてい思

えません。

  ま、ともかく里芋の葉に宿った水玉でものぞきつつ、彼女の真意を

もう少し考えて私なりに「哲学」?して見ることに致しましょう。

 
hotarubukuro

         6月11日(月)

 森鴎外の「舞姫」を読みました。

長女さんが置いて行った高校の教科書に載っていたものです。

短編なので全文掲載されていて、難解な言葉は教科書だけあって注釈が欄外に

記されていたので、何とか読む事が出来ました。

小説ではありますが、鴎外自身のドイツ留学時代の出来事が元になって書かれ

ているものと思われます。

明治の時代にドイツ語とフランス語をマスターし20歳前に東京帝大医学部を

卒業したという近代希に見る秀才の鴎外が、官費で留学しドイツの医学を学ぶ

とともに(小説では法学部を卒業し、政治学を学ぼうとするも、そうした学科

が無かったので法学の講義をとる、なっています。)ドイツ哲学、ドイツ文学

に触れて近代的自我を確立していくわけです。

そして、貧しくも美しい踊り子との恋。

しかし、鴎外は彼女を残して帰国し、前近代的日本の政府に仕え、軍医として

軍法に準じて生きていくわけですから何をか言わんやです。

おそらく彼の心の中は常に二律背反の葛藤を繰り返す人生だったのではないか

と推測されます。

であれば、功成り名遂げた後、死に臨んで「ふん、くだらない」と言っても

それは有り得る事だろうと察しはつきます。

彼は墓石に一切の肩書きを排し「森 林太郎」の名前で眠っているという事で

す。        

  写真はホタル袋の花。関東はピンクのホタル袋が主流です。

故郷では「あめふり」といってこうした白いホタル袋が咲いていました。

      朝草を刈りて帰りし母の手に白きあめふり握られてあり








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