9月15日(金)
秋の長雨が続く頃、玄関の白萩の花が咲く。
母が生前、我家を訪れた時に記念に植えてくれたものです。
花が終わり冬が始まる頃、根本から全て刈り取るにもかかわらず、春先に芽吹
き、どんどん伸び、狭い玄関先を覆うように垂れてくるので、雨の日などに我
家を訪れた人などには、嫌われます。
しかし、萩は秋雨にうたれ散りながら咲きます。
散る事が萩にとっては咲く事です。
さて、次女に頼まれていたおむつを縫い終わった。
そう、次女さんにこの秋子供が生まれるのです。
どさくさに紛れてオムツを縫う仕事が私に回ってきた。
針仕事は得意ではない。
人形を作る材料が押入れの半分をしめるほどあるのに、能力に絶望して長い事
放っておいたのだが、オムツだけ渡すのも淋しいので小さい人形を作る事にし
た。(押入れや物置をかき回し材料を引っ張り出し、、、。)
しかし、2人の娘は2人ともほとんど人形に興味を示さない娘たちであった。
まあ、私の作ったものがおしなべて皆不細工であったせいもあるけれど。
あちらこちらにホコリをかぶって転がっている人形をみるにつけ、新たな人形
の運命も推し測るに難くない。
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