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風うさぎの日記
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ohinasama

      2月8日(月)

 J氏の尻を叩いて物置の奥からお雛様を出してもらいました。

物置の手前の物を掻きだし、奥から目的のものを引きずり出し、また掻き

だしたものを仕舞い込み、狭い物置で、大活躍のJ氏でした。

それを、3階から1階に持って降りるのですから、比較的小さいお雛様と

言えど、年を重ねるにつれて段々このような事が億劫になって来るのは否

めません。(次第にJ氏の言動が荒くなって来ました)

 かような、J氏に日ごろの感謝を表すべく、隣町某所の山積みされたチ

ョコレート売り場で、綺麗にラッピングされたチョコレートを物色してい

ると「あ~ら、お久しぶり。冬は冬眠と聞いていたのにお元気そうで。」

と、知人に声をかけられました。

同じ町に住んでいるとはいえ、めったに出会うことの無い彼女が、私の冬

眠を御存じとは恐れ入りました。

「あ~、たまには食料を仕入れませんと」

我ながら、間抜けな返事をしてお別れしましたが、いまだに彼女の名前が

思い出せません。(まあ、かまわないのですが)

 桜草が庭に咲き始めました。

可憐そうに見えて、強い花です。










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yukinoyoru

      2月5日(金)

 桜の枝から零れ落ちる光の色が強くなりました。

節分にはJ氏が殻つきのピーナッツを各部屋に撒いて歩きました。

今日あたりもいろんなところから豆が発見されますが、一つ一つが大きく

て、拾いやすいし、ポケットにしのばせておいて後で食べる事も出来るし

目立つので踏むこともないし、まあ良かったんじゃないでしょうか。

 立春が過ぎ、至る所で紅梅や白梅が咲き始めました。

雪を被った秩父山系を背景に武蔵野の風景は未だ寒々としてはいますが、

梅の花がほころび始めれば、春の訪れはそう遠くはないでしょう。

写真は、数日前の雪の夜です。

突然、長靴をはいて外に飛び出していったJ氏の写真を拝借しました。

 大熊は未だ冬眠中です。


09-12-bibi

     12月21日(月)

 今日は冬至です。

真夏生まれの私としては、ずいぶんとモチベーシュンの下がる季節でもあ

るわけです。

先日、ふたご座流星群が現れると聞いて、深夜ベランダに出てみましたが

風が唸って気圏の底をかき回しておりましたので、5分間も外に立ってい

られたでしょうか? 早々にしっぽを巻いて部屋に逃げ込んでしまいまし

た。 庭に明かりをもうひとつ加えようと、街で小さなカンテラを買い求

め、蝋燭の明かりをともして、丁度カンテラを下げるに良い枝を探して、

暗闇の庭をふらふらしていた時、「あ~。トンベリのようだ」と思ったの

です。 ドンペリではなくて、トンベリです。

FFに出てくる亀の立ち上がった時のような不気味な怪物で、カンテラを提

げて、片手に包丁を持ち、ふらふらとまるで酔ったように近づいてくるの

です。   スピードが遅いので、逃げようとすれば逃げられるのです

が、下手に手向かうと、殺された仲間の恨みを晴らすべく一発でやられて

しまいます。 強い者ほど即死傾向にあります。

 FF13が発売されたとかで、老いも若きも仕事が有る者もない者も列を

なしてソフトを買い求めたとかいう事ですが、FF13にもトンベリは登場し

ているのでしょうか。

ああ、やれやれトンベリに我が身を重ね見るなど、とんでもない事です

な。   復活の日を待ち望みましょう。

ああ、やれやれ、、、。

christmas-09

      12月12日(土)

 街にイルミネーションが華やかに灯り、いよいよクリスマスシーズンの

幕開けです。

今年は私たちも、ツリーに飾るオーナメント(銀色の球)と外飾用のライ

トをもう一つ買い足しました。

ツリーの電飾が点滅しながらクリスマスソングを奏でるものですから、

なかなか集中して本が読めなくなっています。

(まるで、子供の様ですな~)

久世光彦氏の「花筐」(はながたみ)という本を読んでいます。

北原白秋、三好達治、西城八十、佐藤春夫、伊藤静雄、津村信夫、

萩原朔太郎、中原中也を中心とする詩論という所です。

詩人は詩人である所だけを見ればよいと言いつつ、読書量が膨大になり

詩人に対する知識も多くなると、どうしても多方面からの切り口を披露し

たくなるというのが、知識人の陥りがちな矛盾と云うものかもしれません

。 それはそれでまあ、良いとしても三好達治の萩原アイ、佐藤春夫と谷

崎純一郎の間の谷崎千代、中原中也と小林秀雄の間の長谷川泰子などの

女性の取り扱われ方がまるで人形か道化のようで、余りにも傷ましい。

彼女たちには彼女たちの、孤独と地獄があったであろうにと思うのです。

これまで、いかに女性の側からの切り口の研究がなされて来なかったとい

う事ですかね。

 ともかく、それでも人様が心血注いで書いたものには、その時々ビック

るするような発見もあって、三好達治の「乳母車」の乳母車を押す「母」

とは「天皇」かもしくは「天皇制」であるという久世氏の論があってホォ

ーと、この論の前では絶句してしばし佇んでしまいました。

論と云うものは当然論じる対象を明らかにするものではありますが、論じ

る側の人間像も,否応なく浮き上がらせるて来る所が、面白いというか、

怖いところですね。






yuhodou

      12月9日(水)

 家の前の遊歩道です。

人間、近い所はなかなか見ないものです。

この道を写真に収めるのは、一年に一度とか二度。

桜の美しい春の日とか、夕焼けに真赤に染まった夕暮れとか。

そもそも、写真機を構えてあちらこちらパチパチやっているのを御近所さ

んに見られるのは恥ずかしいではありませんか。

それがです、たぶんちょっと離れた御近所に不思議な外人さんが住んでい

て、その彼がしょっちゅうこの道を写真に収めているのです。

その写真の撮り方が、ちょっと変わっていて、近くのS友スーパーで買っ

た買物袋などを道に置いて、風景と云うよりはその買物袋を写真に撮って

いるのです。

時には買物袋もないただの路上にじっとカメラのレンズを向けていること

もあって、、、。

「彼今日も写真撮っていたね」

「うん、撮っていたね」という会話になってしまうのです。

もしかしたら、すごい芸術家?かも知れないし、単なる変人かも知れませ

ん。

ああ~、それともこの山が開発される前に住んでいた、タヌキの仮の姿

(なんちゃって、ごめんなさいね、外人さん)

年のころは50前後の髪の毛ぼうぼうの外人さんといつかお話しすることが

あるでしょうか?  Who are you?なんて。



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