9月30日(水)
少し前、W様から頂いた掘りたての里芋をイカと炊いて、夕餉の一品に
加えました。 一昨日、此れもまたW様が届けて下さった大ぶりの栗を、
一人お昼代りに頂いておりますと、窓から金木犀の香りが風に乗って漂っ
て参りました。
つくづくと秋の最中でございます。
金木犀と言えば、桂林の桂とは木犀の事で、街路樹という街路樹、見事
な木犀の木で埋め尽くされておりました。
今頃は、街中の木に金銀の花が咲き、街中が木犀の花の香りに匂い立つ
ようで御座いましょう。
さて、そんな事を花の香に思い起こしつつ、栗だけではお腹に少し物足り
ないので、電子レンジで温めたミルクに蜂蜜を垂らし、更にバナナを1本
付け加えました。
それから2時間ぐらいたって、本を読みながら口寂しくなった私は、林檎
を一つ(洗剤で丁寧に洗い)皮ごと食べたのでありました。
その後、夏の暑さに枯れた花を取り除き、秋冬の花など玄関脇の鉢に植え
替えていたのですが、やがてシクシクとお腹が痛み始め、夜には痛みのピ
ークが!
それは痛みだけで、お腹を下すことも無く、微熱も無く。
帰宅したJ氏によって正露丸を与えられ、お腹をカイロで温め、俯す事2
~3時間、次第に痛みは薄らいでいきました。
しかし、痛みの前では人間何も出来ぬものですね。(情けの無い!)
体が悲鳴を上げる前に、自重しなければならない事は、自重して参らない
といけないもののようです。
たまたま読んでいた辰巳芳子氏と中谷健太郎氏の共書「毛づくろいする
鳥たちのように」に、「人は愛する者のためには食事の支度はしやすい。
自分のための用意は簡単ではない。
ただ、自分の命は自分の命ではあるけれど、自分が何をしても良いという
命では無いと言う事をある年になったらしっかり腹の中に据えておかなけ
ればならない。」とありました。
う~ん。 確かに冷蔵庫には朝と夜の食材が約1週間分ぐらい、およその
献立予定は頭に入っているけれど、一人の時の昼のメニューは頭にありま
せん。 買い置きの菓子パンとか、レトルトのカレーとか、お煎餅とか
くだものとか、、、、。
自分一人のためにご飯をきちんと作るって、大変ですよね~。
のど元過ぎれば熱さ忘れるの譬え通りで、なかなか自分の為にお粥も作れ
ない私です。 困ったものです。
写真は、登谷高原牧場からの秋の遠景。
と