11月24日(月)
今日は昨日と打って変って、昼過ぎから雨が降っています。
1週間ほど晴天続きだったので、まあしかたがありません。
昨日は、中間平の紅葉を見て参りました。
昨日は森林公園の「紅葉ミナイト」に行こうと思っていたのですが、今年
寄居は中間平の紅葉を見ていなかったことを思い出し、森林公園は後日と
云う事にして、車は小川町を越えて寄居方面に向かいました。
途中、小川町の伝統工芸館の前を通りますと、広場でテントを広げ、なに
やら楽しげに催し物を開いていたので立ち寄ってみました。
夜、テレビの報道によると、どうやら子供歌舞伎や切絵などの催しがあっ
たらしいのですが、時はまだ2時そこそこだというのにテントをたたみ始
めている人たちもいて、全てはもう終わった後のようでした。
お野菜も安く売られたようなのですが、私たちの出足が遅かったようで
す。
かろうじてまだ開いているテントからおだんごとたこ焼きを買い求め、
その温かさと刺激的なソースの香りを抱えて中間平に向かいました。
中間平の紅葉は少し最盛期は過ぎていましたが、西に傾いた太陽が自然の
照明になって、森は幻想的な空間を作り出していました。
山の下からSLの走る音と汽笛が聞こえてきました。
秩父鉄道をSLに乗って紅葉を楽しんでいる人たちもいるのでしょう。
ここにも沢山の中高年がカメラを抱えて、秋の山が見せる一瞬の永遠の横
顔を写真に収めようと一生懸命なのでした。
「見事ですな」
「そうですね、かなり散ったものもありますが綺麗ですね」
「もう少し上った所にもっと綺麗なところがありますよ」
「そうですか、では行ってみます」
「道が二つに分かれている辺りです」
「あーそうですか、有り難うございます」
みんな、何かに清められたような柔らかなお顔になって、知らないものど
うしが、言葉を交わし合うのでした。
と、いう事で写真は中間平の紅葉です。
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