4月7日(火)
最近のびびさんは家の中より外が大好きになってしまって、紐付きなが
ら一日中庭に居ます。
自慢の真っ白な毛並みも土埃にまみれて、「かま猫」そのものです。
それもどうだろうと、外出を禁じると、私の腕にかみついてくる始末。
「こんな風になったのは君が甘やかしたからだ」
などの意見も聞かれ、全く子育て時代を思い出されます。
最も、子供は甘やかして育てた覚えはなく、今ビビアンに甘いのは子育て
時代の反省もあってのことだと、、、(ムニャムニャ)
1日3度食事に家に入る他は、大地に寝そべり木陰に伏せ、鳥を狙い敵を
威嚇し、まさしく野良さんそのものです。
新しくしたピンクのキラキラ首輪もあっというまに汚れはてました。
びびさんがそんな風にして1日中庭に居るものですから、小鳥が庭に飛来
しなくなったのは無論です。
しかし、久しぶりに何とも言えない美しい小鳥のさえずりを耳に致しまし
た。 ちょっと、鶯の声に似たような。
鶯はどの鳥よりも警戒心が強いので、ネコの居る庭にはめったに訪れませ
ん。 それでも下手鳴きの鶯の声にあまりにも似ているので、ひょいと
窓を覗くと、梅の枝にヒヨドリ大の赤茶けた鳥が、こちらを覗いて囀って
いるではありませんか。
体に似合わぬ優しい声です。
野鳥図鑑をめくってみましたが、名前はわかりません。
梅の木の下にはビビアンが居るはずで、私がカメラを構えているにも拘ら
ずしばらく春の歌を聞かせておりました。
私を慰めに来たのやもしれませぬ。
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