1月12日(金)
テーブルの上のシクラメンは1日中香っているわけではありません。
太陽の光が窓から差し込む時間帯だけ、爽やかな香りをたてているように思い
ます。
香りといえば、昔、「ポプリ」に凝った事がありました。
「赤毛のアン」の中に「ミス・ラベンダー」が出てきます。
アンに夢中になりながらも、ラベンダーなるものがどんなものかも知らない少
女期を過ぎ、東京に出て初めてラベンダーの花と香りを知りました。
昔は、今と違って原宿は表参道通りの専門店にでも行かなければ、「ポブリ」
の材料は手に入りませんでした。
ラベンダーやバラや矢車菊の乾燥した花びらとオイルエッセンスを買い込んで
あれこれ試みては見たのですが、どうも教科書通りにはいきません。
それに日本は湿度が高く、放って置くとカビが生えたり、虫がわいてきたりす
るのです。 いつの間にかすっかり「ポプリ」熱もさめていきました。
ところが、最近「百均」をぶらぶらしていますと、オイルエッセンスやら香り
を楽しむ道具やらが、文字通り百円で売っているのを発見しました。
そして、何と「虹」の香りのオイルエッセンスが!!
「虹」がどんな香りか知りたくて、当然買い求め致しましたとも(笑)。
水の上に数滴垂らし、蝋燭の火で温めますと、香ってきました「虹」の香り。
例えて言うなら、雨上がりの下町の裏通りを歩いていると、何処からか漂って
くる湯浴みとシャンプーの香り、、、というところです。
乾燥気味の昨今、湿度高い感じの「虹」の香りはどこかホッとするところがあ
りまんざら捨てたものでもありません。
あなたが庶民派なら、お薦めの1品です。