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風うさぎの日記
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ninzinzyu-su

  9月10日(日)

  退院して間もない頃、御近所のWさんから畑で取れた人参を頂くとともに、

「いま!ニンジンジュースが絶対に効く!」石原結実 薯

という本を貸していただいたのだが、遠視もすすみ難しい本を読む気力が起き

ないまま人参だけ煮て食べてしまったように思う。

そして2.3日前、再び野菜と共に「真の医学の再発見」ホメオパシーの新た

な地平線。ジャン・エルミガー薯 を貸して下さった。

この本は前の本よりもさらに難しそうな医学書である。

このところ、肩がぱんぱんに張り体調が今ひとつである事もあって、ちょっと

真剣に読んでみようかと思いとりあえず、眼鏡を作りなおした。

Wさんの親御さんとお兄様がガンで亡くなっておられるので、心配して下さって

るのだ。確かに生活習慣や体質を改善していかなければ、ガンは再発を繰り返

したり、別の臓器の新たなガンの発生につながるのだ。

しまい込んでいたジューサーをひきずりだし、人参とセロリとナシ(本にはリ

ンゴとあったがナシしか冷蔵庫に無かったので)をミキサーしてみたがなかな

かゴロゴロして液状にならない。

ヤクルト400を1本(80ml)を入れてみた。

それでやっと液状になったのだが、ジュースというには程遠い。

どこにもガーゼで漉すべしとの記載がないので、とりあえずはこのままで食す

ることに、、、。

まずくはないが、これで人参1本ぶんの量である。

かなりのボリュームがある。基本は人参2本、リンゴ1個を1日に飲むのだそ

うで、そうするとやはり漉してカスを取り除いた方が良いのかも知れません。

ともかく、もう少し研究の余地のありそうなニンジンジュースでした。
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坂戸よさこい

高校野球の決勝戦をテレビで観戦した後、(1対1の引き分け)坂戸よさこい

祭りに出掛けました。

年々規模が大きくなってきていると聞いてはいましたが、今まで一度も観る機

会に恵まれませんでした。

今年、坂戸は市制30周年ということで、さらに大々的にお祭りを展開したら

しく、又日曜ということもあってか町は大変な人出でした。

それぞれのユニホームに身を包んだ老若男女の踊り手が3日間、車規制された

道を躍り歩くのです。

お焼きとトウモロコシとお茶を出店で買い、それを道端に腰掛けて食べながら

踊りを見物しました。

金魚すくいにも挑戦してみたのですが、1匹もすくえず結局2匹ビニールの小袋

に入れてもらって帰ってきました。

帰途についた車の窓から遠い花火も見え、あちらこちらで納涼のお祭りが執り

行なわれている様子でした。

もうそろそろ夏も終わりということでしょうか。

どうせ家の中でゴロゴロしているのだから、今年は化粧品はいらないかなー

と思ってかなり肌の手入れなどさぼっていたのですが、20年来のお付き合い

のP化粧品のセールスウーマンM女氏に、十日ほど前寝込みを襲われ結局、昨日

街の某所でランチをとりながら夏の化粧品1式を届けていただく事に。

普段なら広いハーブガーデンをそぞろ歩いて楽しんだり、外のテーブルで薫る

風を感じながら食事やハーブ茶をいただいたりもするのですが、いかんせん

そんなゆとりも起きないほどの昨日の蒸し暑さ。

真っ直ぐにお店のドアをくぐると、昼前なのにお店はやけに混んでいて2人だ

けなら何とか席を確保できるとか。

なんと、空いている席はすべて予約済みの席。

三々五々に集ってきた予約席の客を、見るともなしに横目で見ていると全てが

女性で構成されているグループの集まりでした。

ここまで女性が集まってくると、お互いの話が聞き取りにくいほどの喧騒に晒

らされることも多々あることなのですが、この日はいつも流れている店のクラ

ッシック音楽が聞こえない程度でしたのでまあ、良かったです。

食事後、スーパーに立ち寄り夕食の買い物にも付き合ってくれたM女氏は、P化

粧品のトップセールスウーマンなのですが、私のところには半分遊びに来てい

る感もあります。

ちょっとお疲れ気味の彼女はこの日も、信奉する東洋医学と気功の話を熱く語

っておりました。

さて、今朝早く長女が台湾旅行に立ちました。

次々に台風が生まれては押し寄せる時期に、台湾は如何なものかと言ってみた

のですが中学時代の女友達(嫁行かず組)で嬉々としてでかけました。

無事で楽しい旅行でありますように。
karasuuri-2


蝉の声といっても住宅地で鳴く蝉は油蝉が中心なので、この辺りだと蜩の声を

聞くためには銀河の丘を越えなければならない。

そういえば、銀河の丘には半年近く行っていない気がする。

思い立って夕方、風が少し涼しくなるのを待って散歩に出た。

銀河の丘を登る少し手前の木に「猫の里親を求む」の張り紙がはってあった。

立ち止まってJ氏と見ていると、犬を散歩させているご婦人が友人の家だから是

非見ていってくれと言う。
(すぐ目の前のお宅だった事もあり)つい立ち寄って駅前に捨てられていたと

いう仔猫を拝見する事となった。

本当に小さな三毛猫の子猫でまだミルクが必要と思えた。

捨て猫として暮らした何日間のダメージが体に現われてもいて、猫を抱えて動

物病院通いをすることに若干懲りている私は、もう少し考えさせてもらうこと

にしてその家をおいとました。

日立研究所の柵を曲がっていつもの散歩コースに入った辺りから、蜩の声が聞

こえ始めた。

もっとも、蜩ばかりではなく夕方ねぐらに帰ってきた鳥たちの声もあちらこち

らでして、森はなにかとにぎにぎしかった。

祈りの木の辺りは一面の葛原で、同時に烏瓜も群れ咲いている。

烏瓜の花が咲くにはほんの少し時間が早かったので、そこで「祈りの木」に抱

きついてザラザラした暖かい樹皮を感じながら自然と同化をはかったり、入道

雲が夕日に赤く染まるのを見上げたりして、烏瓜が花がひらくのを待った。

ほどなく、目の前で花は解きほぐれるように咲き始めた。

無数の白い花が夏の夜の夢をここで密かに吐きながら、人々のもとに送り届け

ているのではないかという気さえする不思議な花である。

今日はここで折り返し無理をせずに帰ることにした。



          






 「夕顔」といえば源氏物語の夕顔が頭に浮かぶ。

六条の御息所のもののけに祟られ、暗い山中の寺の中で儚く死んでしま

う女性である。

源氏を取り巻く女性たちの中でも、とりわけ薄幸そうな身の上のようにみえる

が、当代きっての美男、源氏と頭の中将の2人に愛され、

頭の中将とのあいだにもうけられた「玉鬘」は後に栄華を誇る源氏に娘として

大事に迎えられたのだから、花としては白く楚々として儚げに見えても、夕顔

とは実はしっかりと実を結ぶ類いのものなのかもしれない。

さて、前置きが長くなったが、実は隣人から大きな夕顔の実を頂いた。

大きな南瓜のような、冬瓜を円くしたような実で、2人では食べきれないだろ

うからといって半分にして下さった。

それでも冷蔵庫には入りきれないので、4分割して4分の1はその日のうちに

オリーブオイルで炒めシーチキンと共に煮込んでしょうゆ味で食べた。

次の日は薄味で煮て片栗粉でとろみをつけてみた。

又次の日は同じようにだし汁で煮たものにとき卵を流してみた。

いずれもさっぱりして食欲減退の暑さの折、大変美味しくいただく事が出来ま

した。

最後の残りは今宵、冷たいスープ仕立てにでもしょうかと目論んでいる。

W様、本当にご馳走様です。


     


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