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風うさぎの日記
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yuzu


      3月19日(月)

真っ先から写真の説明で大変恐縮では御座いますが、実はこれは一週間ほど

日に干した柚の皮を、粉に砕いている過程の写真なのです。

パリパリに乾いた皮をこうして、チョキチョキと石の棒で突付いておりますと

柚の香りがたちこめて何とも安らかな心持になってくるのです。

風邪を引いてまだ軽い咳の残っている私にとって、柚の爽やかな香りはなかな

かの癒しなのでございます。

 梶井基次郎の作品に「檸檬」というのがありますね。

あの「檸檬」の主人公私は肺尖カタルを病んでいるんですね。

そして、ついぞ胸いっぱい空気を吸い込んだ事のない「私」が檸檬を手にする

事で、胸いっぱい深々と檸檬の香りを吸い込み、体や顔に温かい血のほとぼり

が昇ってきて、何だか元気になるのです。

その結果、小さな爆弾のような檸檬を、丸善の本棚に仕掛けてくるというお茶

目な事をしてしまうというお話です。

香りの力で丸善がこっぱ微塵になるという、恐ろしいような愉快なようなお話

です。  それにしてもこの香りをお届けできないのが残念でございますよ。
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nemuri


       3月10日(土)

 窓際のビビアンの眠りはなかなか素敵です。

こんなにのんびりと眠られると、あー幸せだな~。

上では、夜勤に備えてJ氏が眠っています。

静かな花曇りの午後、枝に残った梅の花が散っています。

熱い紅茶を飲んでいてふと気づきました。

白いティーポットはビビアンに似ていると!

いつか、ビビアンとティーポットのツーショットを狙ってみようっと。

   ---(間)---

 さて、この所 神楽坂が若者に人気があるらしい。

NHKの夜の番組で特集しておりました。

神楽坂かーと思いつつ、あの街で4年間学生として過ごした日々を思い起こし

てみました。

しかし、神楽坂の事はあまり知らないまま卒業したような気がします。

あの坂を上の方までのぼった事は一度あったか無かったか、、、。

どうしてだろう、坂をのぼるのが辛かったのだろうかと思っていたら、学生は

坂の3分の1までという不文律が有ったと女将が話していました。

目から鱗が落ちるとはこの事ですね。

確かに、学生はずっと下の洋食屋さんとか喫茶店とか映画館辺りで時間を費や

していたように思うのです。

年に1度か2度のコンパの時だけ坂の中程の料亭でお酒と料理を出して頂きま

したが、(無論、その時は教授と一緒でした。)その事ぐらいが私の神楽坂

経験です。

神楽坂もかなり変わって来ている様子なので、私もそのうち遊びに行きたいで

す。





     3月8日(木)

 3月4日の日曜日、長女さんとJ氏とで映画「蒼き狼 地果て海尽きるまで」を観ました。

この映画は観た方々の評判が今一つ芳しくなく、J氏は別の映画を観ようかと言い出す始末。

例えば、「さくらん」などなど。

でも、私は「どろろ」の後は「蒼き狼」だと思っていたので、他の評判に左右されるのは如何な

ものかと、異論を唱え、結局皆をつき合わせてしまった形です。

結果、評判よりはずっと面白いスケールの大きな映画でした。

ただ、チンギス・ハーンの反町隆史の演技が勇猛果敢な面だけが全面に出すぎて、人間とし

ての愁いや色気の面が今一つ乏しかったのかな?とは思いました。

夜、長女さんを送り出した後、春の兆しに少しはしゃぎ過ぎた私は、風邪をひいてしまいまし

た。

風邪を引くことは私にとって普通の健康な人たちとは幾分違う苦しみを伴なうもので、日々

本当に気を付けていたのですが、恐らく二~三年ぶりにひいてしまいました。

熱は、38度程度。軽いけれどイライラする咳。鼻水。動悸。そして、腰痛で足腰が立たない

状況に。   J氏を会社に送り出した後、ベットにもぐりながら半分は眠り、半分はビビアンの

世話をしに下に這い出るのです。  「 あー、ビビアンを残して死ねないなー。 」と思いつつ。

しかし、私の体もそう捨てたものではなく、数日そんなこんなしているうちに熱がひいていき、

腰の痛みも半減して、今日などはお休みのJ氏と食料の買出しに出かけ、お雛様をかたずけ、

食事を作ったりしているのです。

沈丁花や馬酔木や辛夷、木蓮がこの数日のうちに花開き、怒涛の春が幕を開けたようです。

昨年は見る機会を逃がした桜の季節までには体を治し、上野に「オルセー美術展」を観に出かけ

たいです。

久し振りに「そとぼり」の桜も良いかもしれません。
tubaki

                        3月1日(木)

  ふるさとまとめて花いちもんめ

 あのこがほしい   あのこじゃわからん

 このこがほしい   このこじゃわからん

 そうだんしょう    そうしょう


 遠い昔のわらべ歌。

風で散り落ちた椿を拾い集め、眺めているうちに思い出した。

自分の名前を呼んで欲しくて、どきどきしていたあの頃。 
ogose-ume


    2月9日(金)

 2月とは言え、辺りはだいぶ春めいてまいりました。

早春の花はもとより、花屋の庭先を彩るカタカナの名前を持つ様々な花達が

各家の花鉢や花壇に季節を忘れたように咲いているせいでもあります。

暖冬のせいもありますが、寒さに強い花が品質改良されて出回っているのも一

つの要因だと思います。

本来なら暖かい地方の「ツマグロヒョウモン」蝶が、この辺りでも昨年あたり

から多く見受けられるようになったのも、こうしたことが原因だと聞きまし

た。  冬を越すパンジーなどの葉裏で蝶の卵や蛹が越冬出来るようになった

為だとか、、、。

 さて、今日はS医大での診察日。

2つの科をまたいでの受診なのでほとんど一日仕事です。

受付と採血を済ませると、後は延々の待ち時間になりますので、すぐ病院を抜

け出して、近くのスーパーで買い物をしました。

時には喫茶店だったり本屋だったりしますが、今日は夕食のお惣菜を買いに走

ったという訳です。

診察の結果は2科とも問題なしとの事でした。

最近の体の不調を訴えてみたのですが、ほとんど取り合ってはもらえませんで

した。  ( う~ん、本当にいろいろ辛いんだけどな~。)

 病院を出ても暖かな日差しが残っていたので、越生の梅林を覗いてみまし

た。しかし、越生はこの辺りでは比較的寒い地域になっていますので、梅もや

っとチラホラ1部咲きといった感じでした。

やはり、越生の梅より森林公園の梅が先ですね。

来週辺りは森林公園に行ってみようかと思います。

いよいよ、梅見の季節到来です。

写真は咲きかけの越生の白梅ですが、ちょっと淋しい風情です。




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