5月16日(土)
子供の頃、何かにすねて部屋の隅の小暗い場所でグズグズしていると、
親や年寄りから、やれ、お化けが出るの夜鷹にさらわれるのと、ずいぶん
おどかされたものでした。
それ故、見た事も無いお化けや夜鷹をず~っと恐れて大きくなったもので
す。 お化けはともかくとして、夜鷹はいい迷惑だった事でしょう。
宮沢賢治の「よだかの星」のなかですら、ずいぶんな表現で紹介されてい
るので、きっとよほど醜い鳥だと思うではありませんか。
「子供自然動物公園」の中に実はワライカワセミの隣に夜鷹がいます。
日本産の夜鷹ではありませんが、今日の写真が彼です。
カワセミの仲間と言うだけあって姿かたちはワライカワセミによく似てい
ると思いますが、羽根の色が地味で小屋の隅にじっとしている所が、少し
暗いイメージを人に与えるのかも知れません。
しかし、夜行性でもある事ですし、それは何とも致し方がない事です。
良く見ると、つぶらな瞳をもった実に可愛い鳥です。
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