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風うさぎの日記
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haro-in06

   10月22日(日)

ハローウィンという外国のお祭りを知ったのは何時の事だったろうか。

日本には日本の収穫祭はある。

畑で採れた野菜を神様にお供えをし、生きた魚を恵比寿様に供え、果報だんご

を家族でわいわいと食べた夜。

しかし今、田舎でも果報だんごなぞ知る若い人が居るのだろうか。

お団子の中に1Cmほどの木片を入れたものを数個作り、そのお団子にあたった人

は果報が舞い込むとのいわれがあった。

あんこと雑煮と2種類の料理が用意された。

北国に本格的な冬が到来する前の一夜、囲炉裏を囲んで祖母や両親や兄や姉た

ちとの懐かしくも遠いお話です。

かぼちゃのお化けに出会ったのは無論田舎を後にしてからの事。

かぼちゃをくりぬき灯かりを入れるという発想は新鮮なものがありました。

10月に入ると店には山ほどのハローイングッズが並び始めます。

それからクリスマスグッズも。

今宵、新月 。月の無い暗い空を魔女が箒に乗って飛びまわっているかも知れ

ません。それから沢山のお化けたちも。

それにしても、日本の古くからの神様たちは肩身の狭い事ですね。


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kyouryu

      10月8日(日)

  「逃避」 (一つのアイディンテティ)

 ダラダラ坂のテッペンに生えている一本のヒマラヤ杉。

薔薇色に燃える空が俄かに褪めて

夕月がヒマラヤ杉を滑り降りる。

小さな村の古びた窓から祈りにも似た思いを載せて

夜毎、月を沈めた。

山の貴方の空遠く

山の貴方の空遠く


 都会の雑踏を歩き始めて見上げる空。

紫色に染まる新宿の夜の空。

人はすぐ側にいるのに

彼らは心の地平線を決して他人に見せはしない。

シャラランと鎖の音をビルの谷間に響かせ

見えない羽根を広げて

アヒル飛びなさい。

アヒル飛びなさいとは何時の時代の呪文だったか?


 逃げ込んだ森の奥深く。

しかし、例えどんなに森深く隠れ住んでも

ここは日本の片隅。

番号をふられた私は森に迷っていることすら出来ない。

ましてや大声で自由に歌声を上げるなど、、。

この森は誰の所有地ですか?

私は青いテントの不法住民ですか?

青いテントの住人よりも不自由ですか?


だけれど私は知ってしまった。

この国を逃げたところで夢見る国などありはしない。

多くの国はあまりにもいまだに貧しい。

あの大きな自由の国アメリカは他を蝕んで口を拭う。

そんな国に傀儡されて引きずられていっていいのですか?

ああ、確かに私たちは直接間接、民主主義の名の下に彼らを選んだのでした。

私たちの指導者を。


私は今アンドロメダの銀河の一つの星に生まれ変わろうと

思っています。

最初は小さなアメーバーから。

長い時を経てやがてアンドロメダ語を学び

アンドロメダ憲章を立ち上げ

仲良くアンドロメダに住まうのです。

夜空の彼方、星の中。

夜空の彼方、星の中。


ningyou

       十月三日(火)

 今日はJ氏の胃カメラの検査の日で、朝早く緊張して会社の健保に出掛けてい

った。なにせ、人一倍のどが敏感な彼は胃カメラが飲めず、一度はとうとう失

敗に終わっているらしい。

再検査の日が近づくとのどに神経が集中するのか、なんでもない時に「ゲ

ッ!」とかやっていて実に気の毒な感じでした。

今日は果たして無事胃カメラを飲む事が出来るのか、検査の結果は如何なもの

かと、朝早くJ氏を見送った後、私もなんとなく落ち着かない時間を過ごしてい

ました。

折りしも、ぼんやり眺めていたTVが「命のスープ」という辰巳芳子女史の「人

参スープ」造りの番組でした。

「スープ」というものはどうやら体に良いらしい。

見ていると比較的簡単なので、私もちょっと挑戦してみようと思いついた。

炒めた玉ねぎに5mmの銀杏切りの人参を入れ蒸し炒めをしてコンソメスープで煮

る。柔らかくなったらミキサーにかけ再び鍋に戻し、牛乳を入れて塩で味を整

える。祈る気持ちを入れて大事に作るというのがミソらしい。

昼過ぎ、何とか胃カメラを無事飲み込む事が出来、多少のどに傷を付けながら

も胃そのものは問題なかったと、J氏生還。

昨夜から何も食べていなかったJ氏はお腹は空いていたものの喉はまだ麻酔の後

遺症があったので、このスープは今日の彼にはバッチシ。

うう~ん、これならこのスープこれから時々使えるかも知れません。

 「このスープなかなか美味しいと彼が言ったから10月3日はスープ記念

日」なんちゃって。

それで今日はスープの写真でもアップしょうと思ったのだけれど、デジカメを

持ち出したらJ氏がヘッと笑ったものだから、そうよねー。そうよねー。

こんなんですぐに写真をアップするなんておこがましいわよねー。とへそを曲

げ、少し前に娘の為に(孫の為に)完成した人形の写真なんかはどうだろう。

 ふん、可愛いかも知れない(?)


06suihuyou

   9月30日(土)

 旅の記録をHPに書き込みしょうとして日が変わった。

J氏が夜勤で不在なので秋の夜長、時間は無制限に近いとも言えるが、PCの訳の

わからない反逆に出会い、箱根の旅と一緒に「ビアトリクス・ポター資料館」

の写真も載せようとしたのに、これがうまくいかない。

結局、リンクを外しあれこれ手を入れて手抜きのような、、、。

「ポター資料館」は又の機会に別口で扱いますかね。

テレビは「朝まで生TV]をやっている。

司会者の声質が嫌いなので、ほとんど見たことがないのだけれど、何か物音が

欲しいのですね。

あーあ、それでもお話をする時は同時に自分の意見ばかり述べるのもどんなも

んでしょうね。

「美しい日本」が話題になっているよ。

しかし、「美しい日本語」と言うのは確かに有るが「美しい日本」て言うのは

どうも、、、。

為政者がこんな言葉を使う時は眉唾物なのよ。

私が今日の酔芙蓉がとても美しかったと言うのとは訳が違うのですから。

その酔芙蓉ですら、楚々とした朝の純白から時間と共に色を変えるのですか

ら。文学的立場も仏教的立場も基本に人間の全てを踏まえてはいるのだけれ

ど、政治的立場なんてもっとだよね。

だから、「美しい」なんて観念的過ぎるし、欺瞞なんだってバー。

新聞やさんが動き出した。

寒い、、、。寝ようかな。
06sirahagi

     9月15日(金)

秋の長雨が続く頃、玄関の白萩の花が咲く。

母が生前、我家を訪れた時に記念に植えてくれたものです。

花が終わり冬が始まる頃、根本から全て刈り取るにもかかわらず、春先に芽吹

き、どんどん伸び、狭い玄関先を覆うように垂れてくるので、雨の日などに我

家を訪れた人などには、嫌われます。

しかし、萩は秋雨にうたれ散りながら咲きます。

散る事が萩にとっては咲く事です。

 さて、次女に頼まれていたおむつを縫い終わった。

そう、次女さんにこの秋子供が生まれるのです。

どさくさに紛れてオムツを縫う仕事が私に回ってきた。

針仕事は得意ではない。

人形を作る材料が押入れの半分をしめるほどあるのに、能力に絶望して長い事

放っておいたのだが、オムツだけ渡すのも淋しいので小さい人形を作る事にし

た。(押入れや物置をかき回し材料を引っ張り出し、、、。)

しかし、2人の娘は2人ともほとんど人形に興味を示さない娘たちであった。

まあ、私の作ったものがおしなべて皆不細工であったせいもあるけれど。

あちらこちらにホコリをかぶって転がっている人形をみるにつけ、新たな人形

の運命も推し測るに難くない。



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